沿革

私たちは、多くのお客さまの心豊かな生活を実現するため、
常に困難なことに挑戦し、従来にない発想で映像(写真)・音声を基点に
価値創出に挑戦してまいりました。
その革新の歴史をご紹介します。

2023

レンズのイノベーションの拠点となる「OMデジタルソリューションズ 生産技術センター」を開所

当社研究開発拠点から近傍の東京都八王子市内に位置し、光学レンズの企画・開発段階から、量産を前提とした難易度の高いレンズの研磨や成型、コーティングに加え、接合や外観塗装までのプロセスをワンストップで検証することが可能で今後のOM SYSTEMのレンズ開発の加速の要となる。

2022

OM SYSTEMのブランドロゴを冠した一眼カメラ初号機「OM SYSTEM OM-5」を発売

OM SYSTEMのブランドロゴを冠した一眼カメラ初号機。
撮影者の創作意欲を刺激する多彩な撮影機能を備えた小型軽量の防塵・防滴ボディー。

「OM SYSTEM」カメラのフラッグシップモデル「OM SYSTEM OM-1」を発売

マイクロフォーサーズの特長を最大限に生かした高い機動力により、いつでもどこにでも持ち歩くことができ、高画質、高性能かつ多彩な映像表現を誰でも手軽に実現することができるコンピュテーショナルフォトグラフィ機能を備えた、次世代のマイクロフォーサーズカメラ。

2021

当社映像製品のブランド
「OM SYSTEM」を発表

当社が提供するミラーレス一眼カメラを中心とするデジタルカメラや交換レンズ、IC レコーダーなどのオーディオ製品、双眼鏡製品、およびサービスを包括する新ブランド「OM SYSTEM(オーエム システム)」を発表。「OM」のフィロソフィーで、唯一無二の顧客体験を提供し続けることを宣言。

M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

大口径超望遠ズームレンズながら小型軽量で機動力に優れ、PROレンズに相応しい防塵・防滴・耐低温性能や操作性も実現し、野鳥や野生動物、スポーツなど幅広いシーンで最高のパフォーマンスを発揮するハイスペックPROレンズ。
プロの要求に応える解像性能をズーム全域で実現したうえ、最大8段分の補正効果を発揮する5軸シンクロ手ぶれ補正にも対応。本体に内蔵された1.25倍のテレコンバーター使用で、最大1000mm相当での超望遠手持ち撮影が可能。

OMデジタルソリューションズ株式会社 事業開始

東京都八王子市を本社とし、従業員約2000名でスタート。
社名は、「常に困難なことに挑戦し、新しいものを生み出す姿勢」を表しており、「OM」は、主力のミラーレスカメラを中心とした映像ブランド、「デジタルソリューションズ」は、これまで培ってきた映像関連の事業を広げながら、映像の枠を越えたデジタル領域に挑む企業姿勢と未来への決意である。

2019

ミラーレス一眼カメラ
OLYMPUS OM-D E-M1X

縦位置グリップ一体構造を採用し、安定したホールディング性、高い操作性を実現。さらに世界最高約7.5段分の手ぶれ補正能力も備えたプロフェッショナルモデル。

2016

ミラーレス一眼カメラ
OLYMPUS PEN-F

世界初のハーフサイズ一眼レフ「ペンF」の名を受け継ぎ、クラシカルでありながらモダンな美しさと最先端のデジタル技術を融合させた。

2013

ミラーレス一眼カメラ
OM-D E-M1

あらゆるタイプの手ぶれに対応するボディー内5軸手ぶれ補正機構、像面位相差AF機能を搭載した1628万画素Live MOSセンサーと新画像処理エンジン「TruePic VII」により、オリンパス最高画質を実現。驚きの小型軽量、防塵防滴性能。

2012

Toughシリーズのフラグシップモデル
OLYMPUS Tough TG-1

12m防水性能、2m耐落下衝撃性能、-10℃耐低温、100kgf耐荷重のタフ性能を備えたボディーにF2.0 ハイスピードレンズを搭載したToughシリーズのフラグシップモデル。

ミラーレス一眼カメラ
OM-D E-M5

フィルムカメラのシステム一眼レフとして、一時代を築いた「OM」の名を冠したこのカメラは、デジタルでの「OM」シリーズの再現を果たすものであった。OMシリーズの特徴である小型軽量、直線を基調とする一眼らしいスタイルと凝縮感を受け継ぎ、ボディーにマグネシウム合金の筐体を採用し、高い剛性を有した。

2009

オリンパスミラーレス一眼カメラの初号機
OLYMPUS PEN E-P1

オリンパスのミラーレス一眼の第1号機でマイクロフォーサーズシステム規格に準拠したレンズ交換式デジタルカメラ。普遍的な魅力のあるデザインを採用。より多くの人に写真の楽しさやカメラを持つ喜びを味わっていただきたい、という思いをこめて「オリンパス・ペン」の名を冠した。

2008

DSSの高音質企画に対応した
DS-5000

音声認識率向上のためにDSSの高音質規格に対応。音声ファイルの暗号化や指紋認証機能に対応するなどセキュリティーにも配慮した製品。

音質の高さを追求したリニアPCMレコーダー
LS-10

非圧縮のデジタル録音形式であるリニアPCMフォーマットに対応し、CDのクオリティーを超える音質で録音できるなど、音質の高さを追求したリニアPCMレコーダー。90度の角度で左右に配置された2つの高音質マイクにより、楽器演奏や野鳥の声などを臨場感のある音質で録音することができた。

2006

耐衝撃・防水コンパクトデジタルカメラ
μ720SW

世界で初めて1.5mからの落下衝撃テストをクリアし、水中3mまでの撮影が可能なコンパクトデジタルカメラ。
初代Toughシリーズ。

2003

レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ初号機
E-1

デジタル一眼レフカメラシステムの新規格「フォーサーズシステム(Four Thirds System)規格」を初めて採用したレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ。

1999

スタイリッシュなICレコーダー
V-90

電池を含めて45gという超小型・軽量で、使いやすさとスタイリッシュさも融合したデザインを採用。

1996

オリンパス初の一般消費者向けデジタルカメラ
CAMEDIA C-800L/C-400L

圧倒的な高画質と、コンパクトカメラ感覚の使いやすさで、高画質コンパクトデジタルカメラの世界を切り開いた。

1991

コンパクトフィルムカメラ
μ[mju:]

μシリーズは、小型で軽量、ケースレス、そして魅力あるスタイリングデザインでオリンパスカメラの中でもベストセラーのシリーズとなった。

1990

オールインワン一眼レフ
L-1

ズームレンズ固定式のニューコンセプトAF一眼レフ Lシリーズの初号機。特徴的なホールディングしやすく手ぶれしづらいL型ボディーデザインを採用。高画質で高性能なズームレンズを身近にし、ズーム一眼レフの新しいジャンルを確立したフルスペックのオールインワンカメラ。

1986

世界初の生活防水 全自動コンパクトカメラ
オリンパスAF-1(ぬれピカ)

愛称「ぬれピカ」は、「ぬれてもピカソ」の略。その名の通り、世界ではじめて生活防水機能を実現した全自動のコンパクトカメラ。

1983

リチウム電池使用のコンパクトカメラ
オリンパスAFL(ピカソ)

大容量のリチウム電池を内蔵することでストロボのチャージ時間を約1.5秒に短縮。リチウム電池を使用するカメラの先駆けとなった。ストロボが光る様子から「ピカソ」と命名した。

世界最軽量125gの録音機
パールコーダーL200

頭出し機能や音声起動録音機能(VCVA)、早聞き再生など多彩な機能を備えた世界最軽量125gの録音機。

1979

カプセルカメラXA

高い携帯性と速写性に加え、内蔵距離計、絞り優先AEなど、多彩な機能を満載した本格的なカメラとして初めて、ボディーや各所部品にプラスチック素材を採用。

1977

口述記録を文書化するディクテーション用再生機 Transcriber T500

再生・巻き戻しを自在にする反復機能、自動巻き戻し機構、一定の範囲で自由に調整できるテープスピードコントロール、フットコントロールスイッチ、専用のヘッドセットイヤホンなど、ディクテーションに必要とされる機能を付加した製品。

1972

世界最小最軽量の35mm一眼レフカメラ
OM-1

世界最小最軽量の35mm一眼レフカメラ(1972年当時)。独創的な発想でボディーの小型化とシャッターの作動音、ショックの低減に加え、シャッターは、10万回という高耐久性を実現。

1969

世界初のマイクロカセットテープレコーダー
ズイコーパールコーダー

従来のコンパクトカセットよりも小型なマイクロカセットテープを使用し、高品質なマイクを搭載した。録音や再生、巻き戻しなどの操作を簡単で使いやすくした、世界最小のカセット式テープレコーダー。

1963

世界初、そして世界唯一のハーフサイズ・システム一眼レフ、オリンパスペンF F1.8

ポロプリズムファインダーや初めてシャッター幕にチタンを用いたロータリーシャッター、バラエティ豊かな交換レンズなど独創的な機能を備えた革新的なカメラ。

1959

革新的なハーフサイズカメラ
オリンパスペン

35mmフィルムを縦に半分に割って使用することで、撮影枚数を2倍に増やし、画面サイズが小さくなることから、ボディーの小型化も実現した革新的なハーフサイズカメラ。

1936

オリンパスのカメラ第1号となるセミオリンパスI

1936年6月、オリンパスの前身である高千穂製作所渋谷工場の一室で写真レンズの第一号試作が完成し、翌7月までに「焦点距離75㎜/F3.5」、「同75mm/F4.5」、「同105mm/F4.5」など各種写真レンズの試作を終えた。オリンパスが多年の念願としたカメラ事業への進出の基礎はこのときに築かれたのである。これらのレンズは社内公募により、写真レンズの研究が行われた瑞穂光学研究所の2文字を取り「瑞光(ズイコー)」と名づけられた。この瑞光(ズイコー)レンズの誕生の瞬間を、当時、設計担当だった桜井栄一(オリンパス元相談役)は後年、次のように回想している。
「3坪ばかりの暗室の中である。真暗ななかにテーブルだけが明るい。テーブルの上にテストチャートの拡大された映像が投写されている。テーブルの脇に2人の技師、1人は黙々として投影機のピントを調節している。他の一人は黙々として映像を眺めている。”ウム”と唯一言。
レンズと投影機を外して別のレンズをつけかえる。ピントをあわせて、中央から周辺へ、四隅の具合は、という風に調べている。それから鏡胴の一部を回転する。映像はグッとボケる。再び投影機の方でピントを調節する。映像はシャープになる。また調べる。”これはいい!いいね、これは”と投影機のハンドルをもったまま、1人がニッコリする。テーブルの反射の、それだけのほの明るい光の中で、ホッとしたように2人の顔がほころびる」
瑞光レンズを広く普及させるために、プラウド社が制作したカメラボディーにこれらのレンズを装着した。

*後にオリンパスの国内カメラ販売会社「オリンパス商事」の常務を務めることになる宮崎静馬が経営していた。