目に見えないものを、確かな情報へ|赤外線カメラ「IRシステム」とは
OMイノテックスを代表する製品のひとつが、赤外線を使った 調査、研究に最適なデジタルアーカイブ向け IR カメラ「IR システム」です。近赤外線(約800〜1100nm)を用いることで、肉眼では確認できない下絵や内部構造、顔料の痕跡を可視化。主に文化財や美術品の調査・研究分野で、高い評価を得ています。
「壊さずに調べる」ことが求められる文化財研究において、IRシステムは非破壊で情報を取得できる貴重な手段として活躍しています。
奈良大学 魚島教授
兵庫県新温泉町・薬師堂
薬師堂内部の格天井板絵
IRシステムによる撮影では、消えかけた線や模様が赤外線に反応し、本来の絵の姿が鮮明に浮かび上がります。
これにより、現状記録や保存修復の基礎資料づくり、さらには絵画の歴史的背景解明へと研究が大きく前進しています。
研究現場を変えた「コンパクトさ」と「使いやすさ」
魚島教授がIRシステム導入の決め手として挙げたのは、そのコンパクトさと操作性でした。
「以前使っていた赤外線カメラは大型で、撮影準備に時間がかかりました。
IRシステムは驚くほど小型で、天井に向けた撮影もスムーズ。
フィルター交換だけで通常撮影とIR撮影を切り替えられる点も非常に便利です」
マニュアルが簡潔で、学生でもすぐに扱える点も高く評価され、研究効率の向上に大きく貢献しています。
技術で、文化と社会の未来を照らす
OMイノテックスのIRシステムは、文化財の保存・研究という専門領域にとどまらず、「見えないものを見える価値に変える」技術として、さまざまな可能性を広げています。
日本の文化を守り、次世代へとつなぐ。
その静かな現場で、OMイノテックスの技術は今日も確かに役立っています。